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中島歯科医院
古きものを大事にし、未来に残す思想
群馬県藤岡市の中島歯科医院という「患者様に寄り添った治療」を行う歯科医院プロジェクトである。中島歯科医院は先代の先生が鉄筋コンクリートの上品レンガ張りの建物で3つの診察台を有する歯科医院をされていた。その歯科医院を継承した新院長は、祖父の時代に内科クリニックとして使われていた築100年以上の母屋を新しい歯科医院に再生する希望をされた。以前より内科クリニックとして使われていた建物であることと、歯科医院として利用する面積が200㎡に満たないことにより、用途変更などを要さない建物であった。こうした建物条件を頼りに、古い建物を再生し、次の100年を目指す新しい施設に生まれ変えるプロジェクトです。

建物の古い骨格で魅せる、清潔を保ちやすい新素材を用いたインテリア空間
この建屋の最大に魅力は「梁」です。在来工法ではなく伝統工法とみられる軸組構造であったため、梁や柱が通常の 建物よりはるかに大きく、頑丈な作りとなっています。そうした建物の骨格を活かした空間を作ることで、クリニックが目指す生え変わってからずっと共にしている「天然歯」を大事にする考えを象徴する内部空間となっています。床や壁は清掃のできる塩ビや樹脂素材を用いて計画し、明るさとやさしさを感じる自然石をモチーフにしたパターンを採用しました。待合の採光窓は建物の歴史を感じるクラシックモダンなオリジナル障子を作成し、耐久性のある樹脂障子紙のカラーワーロン紙を貼りました。



先生が患者様を見渡し、進捗が直観的に感じられるレイアウト
中央の作業台は歯科医師の先生が患者様を見渡せるように配置し、歯科衛生士の方々と自然に連携が図れるレイアウト計画を採用しました。技工スペースとの近さもあり、先生の歩行距離を5台の診察台を有するクリニックとして既存建物の条件がある中最適化するように検討をしました。



複数の診察空間が叶える多様な治療の環境選択肢
口腔外科を行う特別室やお子様と一緒にいられる広い診察スペースもあり、多種多様な患者様にそれぞれ適した環境を提供できるように新院長のお考えと設計方針をすり合わせ全体をまとめました。患者様によっては個室を望む方もいれば、オープンスペースにて治療を受けることを望まれる方もいるそうです。こうした選択肢は院長先生が「自分の親を治療するように愛情をもって接する」という治療への考えに基づくものです。



Principal use
Team
Dental Clinic
Jumpei SHIRAI, Takumi TAKAMASU, Takumi NAGAI
Year
Furniture Consultant
2026.1
Location
Fujioka, Gunma, Japan
SHIRAI ARCHITECTS
Contractor
Naito Construction
GFA
Photograph
260 sqm
Munetaka Onodera

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