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Dress Curre + Libars Tokyo

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曲線/直線
対⽐的な線でつくる、⽇常をアートに変える美しい背景

「⾃由」「⾃然体」「⽇常」「アート」「独創性」といったコンセプトを持つ、ウェディング⾐装製作・レンタル(Dress Curre)+ウェディング写真撮影事業(Libars Tokyo)の新しい拠点として、台東区蔵前のテナントビルの1室約120㎡に「ウェディングアトリエ+フォトスタジオ」をつくる内装リノベーション計画です。「アトリエは曲線、フォトスタジオは直線」というお客様がお持ちであった空間イメージを咀嚼する中で、曲線/直線という対⽐的な線をそれぞれのルールで⽤いながらも、「多様な利⽤者の⾃然体の⽇常を、そのままアートに変えてしまうような美しい背景をつくる」という⼀貫したテーマを⾒出し、その実現を⽬指しました。

 
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蔵前のかまくら  ーウェディングアトリエー

⼊⼝に位置するウェディングアトリエは、この場所で⽇々製作されているドレスのデザインに沿うような「曲線」を⽤いながら、蔵前にかつて存在し、地名の由来ともなった「浅草御蔵」の漆喰壁を想起させる漆喰調の壁を「かまくら」のようにやわらかくくりぬくことで、訪れる⼈々や展⽰される⾐装を優しく迎え⼊れる空間としてデザインしました。平⾯・断⾯双⽅に展開させた3次元曲線で空間を描き、それを実現する施⼯者の⾼い施⼯精度により、包み込まれるような有機的な空間を具現化しました。
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奥⾏きを⽣み出す「アーチ開⼝」の連なり

各スペースの機能的な開⼝部(展⽰スペース・フィッティングルームの⼊⼝)は、実際のかまくらにならい「アーチ」形状のモチーフとしました。そして、各所に設ける「姿⾒鏡」も「相対する背景を映し込む開⼝部」と捉え、同様に「アーチ」形状としています。奥に空間が⾒え隠れする「アーチ開⼝を連ねる」ことで、限られた空間の中でも奥へ、奥へと誘われるような奥⾏き感を⽣み出すことを⽬指しました。建築開⼝になぞらえ壁⾯を照らす鏡側⾯の間接照明は、光の影が出ないように床取合部と頂上部にスリット状の熱抜き開⼝を設けることで、建築と⼀体的なデザイン性を保ちながら、必要な機能を満⾜する納まりとしています。開⼝の奥⾯には部分ごとに多色の彩りを与えることで、ポップで親しみやすいブランドイメージを演出しています。
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光と影を映す「縁取り」 ーフォトスタジオー

奥に位置するフォトスタジオは、アトリエとは対照的に「直線」部材で空間を「縁取る」ことで、合間に差し込む光と影が映す⽇常の時間の移ろいも、美しい背景として⽣かす空間としました。中央⼊⼝の半透明の格⼦⼾は、縁取り枠を開閉の⼿掛けに兼ねつつ270°開き丁番を採⽤し、被写体の動きを誘いながらスクリーンともなる、造り付けの撮影背景となるよう計画しています。中央から東⻄のエリアで壁・床の仕上を切替ることで、多様な撮影パターンに対応可能な複数背景を空間としてデザインしました。
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壁⾯(⽬地)として美しい背景をつくる隠し扉

必要な扉は極⼒、周辺壁⾯の⼀部として⾒え、⼀⾒して扉とはわからない隠し扉とすることで、どの部分でも美しい背景として撮影できる空間を設えました。扉であることを表現してしまう取⼿等の⾦物は付けず、扉の先端に⼿を掛けられる窪みを縦に通して設けることで、壁⾯の⽬地の⼀部に⾒えるようにしています。また、開閉時に指掛りで触れる部分には⾦属を仕込むことで、壁同様の塗装を⾏う扉仕上⾯を汚さないよう配慮した納まりとしています。
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Principal use

Team

Wedding Dress Salon + Photo Studio

Director/Jumpei SHIRAI, Architect/Takumi Takamasu

Year

Contractor

2024.06

Location

Kuramae, Tokyo, Japan

Koizumi Kenso

Collaborator

-

GFA

120sqm

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